今年はアテネオリンピック。このブログのネタを探していると否が応でもオリンピックものにぶつかってしまう。なにか迎合しているようで気が進まないけど、「『マラソン』『プロフェッショナル』」「翻訳本で広がる誤解 ─オリンピックの聖火採火─」に続きオリンピックネタ。
今回のオリンピック、時代の流れか、ギリシャというお国柄か、なにかと別のことが話題。ひとつはスタジアムなどの工期の遅れ。計画では、メインスタジアムにはガラス張りの屋根が付くそうですが、いまだにそのガラス張りの屋根はついていない。マラソンコースも拡張工事が進んでおらず、IOCは警告を発しているとか。3月7日に行われたギリシャ総選挙。1993年より政権の座にあった全ギリシャ社会主義運動(PASOK)が敗れ、保守・新民主主義党(ND)が政権の座に返り咲いた。しかし、これがまた、工期の遅れを呼ぶのではないかという不安。PASOK系労組のストライキが懸念されている。まあガラス張りの天井は付かないでしょう。無理なのが分かっていてか、IOCロゲ会長は「施設が機能していれば、満足。屋根は付加価値にすぎない」と3月1日に語ったということ。 もうひとつはテロの脅威。3月11日に発生したスペイン・マドリッドでの列車テロは、改めてテロの脅威を世に知らしめました。当初、アメリカに対して警護要員の武器携行を断っていたギリシャ政府も、1000億円以上の警備予算を投じてもダメだと思ったのか、NATOに警備の協力要請を出したとか。先のガラス張りの天井はつけないほうがいいでしょう。ガラスはたとえば爆発物の殺傷能力を飛躍的に高めるので。もしかしたら、遅れているフリをしてその実、天井をつけないのはテロ対策なのかもしれません。
工期の遅れ、テロ、それより前に、オリンピックのアテネでの開催が決まってからずっと気になっていたこと。それは開会式での行進の順序。オリンピックの慣例では、開会式の行進は、オリンピック発祥の地たるギリシャが先頭、そしてトリが開催国。でも、アテネオリンピックではどうなるんだろう……。ずっと気になっていました。「Olympic Parade Athens」といったキーワードで検索しても当たる記事がなく。あきらめかけていたところ、見つけました。アテネオリンピックでは、最初がギリシャ、最後もギリシャだそうです。最初に行進するのは、ギリシャの金メダリストで、ギリシャの国旗とともに入場。そして、最後に再びギリシャ選手団が入場するそうです。詳細はこの話のもとであるアメリカのギリシャ大使館のページで。ニュースの元はANA(Athens News Agency)だそうです。
いやー、すっきりした。まあ、その筋では有名な話だったのかもしれませんが。とにもかくにもアテネオリンピックが無事に終わりますように。