October 16, 2004

15時の壁 ─ 遅寝・早起き・そして…

ギリシャ人の生活を垣間見て驚くのは、その生活時間。夜遅くまでカフェニオンでウゾを飲んだり、タベルナで食事をしたりしているのに、朝は結構早いよう。朝7時ぐらいから町工場で金属がぶつかり合う音がしたり、工事現場ではまだ日が昇らないうちから、あかりをつけて作業員がうろちょろとしたりしています。ギリシャで発掘作業をしている友人は、発掘の開始が朝6時からだと言っていました。「遅寝早起き」。とはいっても、地中海地域によくあるシエスタの風習は、ギリシャにもあるようで、昼間の暑いうちは昼寝をしているようです。

ギリシャに行ったら必ずどこかの遺跡そして博物館のひとつは観光するでしょう。ところがこのとき気にしなければいけないのが、開館時間。パルテノン神殿やアテネ考古学博物館などメジャーなところは、朝8時から19時までオープンしているものの、地方、 特にガイドブックでは囲み記事程度でしか紹介されていないところ、あるいはガイドブックにさえも載っていないところのオープン時間は、多くが朝の8時から15時なのです。今年のギリシャ旅行でもこの15時に阻まれて、すぐそこに見えていながら中に入ることができなかった遺跡がいくつかありました。スパルタからナフプリオに向かう道すがら立ち寄ったレルナという遺跡はそのひとつ。また、今回ぜひとも行きたかったネメアの遺跡は、15時に閉館と聞いていたため、その日に訪れる予定だったミケーネをいったん素通りして先にいき、その後ネメアに行った道を戻って、ミケーネに立ち寄りました。ミケーネの遺跡の閉館は19時だったからです。そういえば、2002年には、この壁に阻まれてブラウローナの遺跡に入ることができませんでした。

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ブラウローナ(2002/5)
オープンに間に合わず

さて、この開館時間、多分ギリシャ人の「遅寝早起き昼寝付き」の習慣がベースとなっているように思われます。朝10時オープンで15時クローズなら「もう少し開けておいてよ」といいたくなりますが、朝は大体が8時から。ならば観光客は、ギリシャ人の生活のリズムに合わせて、早起きして行動すればいいのです。シエスタって都市部では廃れているのではという意見もあるでしょう。確かにみんながみんな昼寝をしているわけではないでしょうが、首都アテネの博物館でさえ、15時閉館のところはあるのです。たとえば、ビザンチン博物館、キクラデス博物館。とにかく、この15時という壁には要注意です。もしギリシャを訪れて、遺跡、博物館を巡るなら、生活のリズムも「遅寝早起き昼寝付き」で。

ちなみにもうひとつ気にしなければいけない壁があります。それが「月曜日」。日本と同じで月曜日はクローズという博物館、遺跡は結構あります。その上、時期によっては、開館時間のことなることもあります。開館時間、閉館日時のチェックはやはり、現地のトラベルインフォメーションで。

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