ヨーロッパに旅行するときにまず考えるのが、北回りの路線、つまりヨーロッパ系の航空会社を選ぶか、それともアジア系の南回りの路線を選ぶかということかもしれません。北回りか南回りを選ぶときに基準となるのは、料金、所要時間、そして現地の到着時刻でしょう。わたしは、お金を少しでも節約して、その分現地での滞在にまわしたい学生時代には文句なく南回りでした。社会に出てそこそこお金があって、でも仕事で旅行に出る日数がそれほど取れなくなると、北回りを選ぶようになりました。“Time is Money”をお金を出して時間を買うことと解釈するのです。
さて、ギリシャに行くときはどうするか? わたしは、これまで5回の渡希経験があります。このうち、飛行機でヨーロッパに入るという前提では、1回はシベリア鉄道を使ったので対象外。北回りは3回、南回りを使ったのは1回です。南回りの路線は、ベストで乗り継ぎができた場合、現地到着は出発日翌日の朝。飛行機の中でしっかり眠ることができれば、現地に着いた時から行動できます。 北回りの場合はベストで乗り継げて出発日当日の23~24時前後。機中では、眠いのを我慢して、到着後は床の上でゆっくり眠れます。やっぱりお金があれば、北回りと言えそうですが、決して北回りがいいとは言い切れないのです。北回りを使ったときには、ヨーロッパのトランジットの際に遅れる可能性が高くなるのです。その原因の多くは、アテネ行きの便に乗り継ぐ便の到着が遅れることです。一度、遅れると、最悪の場合、アテネ到着は翌日未明ということにもなりかねません。わたしも、アテネ現地到着3時を経験し、これだったら、南回りと変わらないなと思ったことがあります。北周りは遅れるとダメージが大きいのです。

直行便再開ならオリンピック航空?
JALとの共同運航もあり?
北か南かはいつも議論になるのですが、結局のところアテネ直行便がないことが一番痛いところです。成田─アテネの直行便は1994年11月にオリンピック航空が運休して以来、飛んでいないのです。今年の4月1日には日本航空が直行便再開という話も出ましたが、それは4月1日のニュースなので……わかりますよね。オチ。収まりが悪いのが、2001年1月の某首相のギリシャ訪問で交わされたこの話。
「シミティス首相より、観光交流促進のためにも1994年以来運行が中止されている日・ギリシャ間の直行便の運行再開の重要性が指摘された。これに対し、
森総理より、本件は旅客の需給のバランスによるものであり、今後、航空会社の判断を踏まえて両国間で協議することを考えたい旨述べた。」
この話がどうなったか大いに気になるところではあるが、外交にありがちなリップサービスなのでしょう。放置状態になっていると思われます。そのくどい言い回しに明らかです
ギリシャ直行便が実現したら、昼に日本を発ち、夕方アテネに到着。少しでも詰めたいわたしのような人にはとっても便利な上に、長時間フライトのしんどさは軽減されるのに……。いつになるのでしょう。
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