November 24, 2004

ペロポンネソス半島 レンタカー旅行 其の弐

前回は、レンタカーを借りる準備から心構えまでの覚書。今回は4日間の運転で気づいたこと。そして最後のオチ。なお、運転はわたしとパートナーが交代しながらでした。

第1日目
アテネ国際空港~(コリントス)~(トリポリ)~(メガロポリ)~(アンドリッツェナ)~バッサエ~(アンドリッツェナ)~オリンピア

レンタカーをピックアップした直後に事故発生。レンタカーの駐車場の出口を探していたところ、車の右側を縁石でこする。ものすごい音。左ハンドルで車の幅がいまいちつかめなかった直後の出来事。左ハンドル、右車線を旅行前から脳内シミュレーションしていたものの、いきなりの失敗。しかも、ウィンカーを出そうとしたら、いきなりワイパーが動き出す始末。ワイパーの失敗は何度かやったが、しばらくすると覚える。最初が高速道路でよかった。

高速道路に乗ったらひたすらクルージング。しかしスピードがものすごい。制限速度は時速100kmだが、 他の車は時速120~130kmはでていると思われる。右側によって制限速度を守って運転。1時間も走るとコリントのアクロポリスが見える。高速道路を下りるトリポリの手前で、サービスエリアに。ここで、初めて駐車場でつけた傷を確認。かなりひどい…。サービスエリアで軽く食事をとる。タッチパネルで地名を選択して、その土地の観光案内を読むことができる機械があったので、いじくっていたら、ギリシャ人の子どもが割り込んできた。“Πού Πάς”(どこいくの?)と言ってからかったら、ものすごい驚いた顔をして逃げていった。トリポリで高速道路を下りてメガロポリへ。メガロポリからアンドリッツェナに向かう道は山道。あるガイドブックで、カーブでは対向車がセンターラインをはみ出してくるので注意と書いてあったがその通り。ちょっと怖い。でも気がつくとこちらもセンターラインをオーバーするようになっていた。アンドリッツェナ~バッサエ~アンドリッツェナと走り、オリンピアへ。

1日目のまとめ
カーブでセンターラインをオーバーできるようになれば、すっかりギリシャ人

運転中

第2日目
オリンピア~ピルゴス~(カラマタ)~スパルタ

オリンピアからピルゴスに抜ける。ヨーロッパの街は幹線道路から少し入ったところにあるのが普通だと思っていたが、ギリシャは幹線道路が街の中を抜ける。街に入ると一方通行だらけ。ピルゴスの街の中の道を迷いながら抜ける。ピルゴスから海沿いに南下する。道はほぼ直線。一般道路なのに、時速60kmぐらいで走っていると、後ろから煽られる。他の車は時速100kmぐらいのスピードが出ている。最初は路肩に寄せて後続車に道を譲るも、だんだんとスピードに慣れてきて、こちらも時速100kmぐらいのスピードで走るようになる。ノロノロと走るトラックやトラクターで前がつかえたときは、見通しがよくなった道で対向車を確認しながら追い抜く。これがかなりのスリル。でもこれをしないと後ろの車も抜けなくなって、道がつまり、どんどん危険になる。
ちなみに後続車が抜かせてほしいときは、その意思表示として、左ウィンカーを出す。後続車がイライラしていると、「追い抜かせろ!」という意味で右ウィンカーを出すようだ(ただし確認したわけでなく、そんな感じだったので、真に受けないでください)。
カラマタからスパルタの道は、「タイゲストス越え」に書いたとおり。

2日目のまとめ
追い抜きは慎重かつ大胆に。煽られたらビビらずに路肩に車を寄せる。

第3日目
スパルタ~ミストラ~スパルタ~テゲア~ナフプリオ

スパルタを出て、前日通った道とは別の方向からミストラに。ミストラ観光後は、スパルタに戻りトリポリ方面へ。途中、路肩の売店で果物を買う。トリポリの手前で田舎道に入り、テゲアを経由して、西に向かう。海に出たら北のアルゴス方面を目指し、海岸沿いに走り、ナフプリオに。ナフプリオではホテルまでの道が分からず、市内をウロチョロ。結局街の端の公共の駐車場のそばにホテルへの裏口があるのを発見。そこに車を止めて、ホテルへ。特に何もなく、3日目にしてやっと運転に慣れたか?

3日目のまとめ
特になし

休憩

第4日目
ナフプリオ~ティリンス~エピダウロス~(ナフプリオ)~(アルゴス)~ネメア~ミケーネ~(コリント)~アテネ

4日間でもっともあちこち走り回ったかも。ナフプリオからすぐそばのティリンスに行き、エピダウロスへ。そしてナフプリオに戻る。ナフプリオの市内を走るのも、アルゴスの市内を走るのも嫌だったので、途中地図上で裏道を見つけたが、実際には曲がるところが分からず(標識を見落とし?)、ナフプリオ、アルゴス市内を抜ける結果に。エピダウロスからナフプリオ方面に向かう道で小雨が降り、本来の目的で、ワイパーを使用。アルゴスから北上してミケーネ方面へ。ミケーネにも行く予定だったが、ネメアの遺跡のオープン時間が15時と聞いていたので、いったんネメアに行き、そこから再びミケーネに引き返す。そこからまた同じ道をネメアに向かい、高速の入り口に。アルゴスとネメアの間では、動物がたくさん跳ねられていた。かわいそうに。

高速を走ると、来るときにみたコリントのアクロポリスが左側に。今回のペロポンネソス半島をもうすぐ離れるなと思い、ちょっとさびしい。アッティカに入ってもうすぐアテネかと思っていたら大失敗。本来はアテネのはずれにある空港を目指すはずなのに、「アテネ」に戻るという考えから、アテネへの標識を目印に走っていたら、いつの間にか一般道に。とうとう恐れていた事態が。あの、恐ろしいアテネ市内の道を走らなければならないのだ。一般道に出ている空港への標識を見ながら、冷や冷やしながら空港に。パートナーと二人での運転だったが、とにかく怖かった。空港に着いても、レンタカーの駐車場への場所がわからずウロウロしたもののなんとか返却。

4日目のまとめ
車で空港に戻るときは、「Athens」ではなく「Markopoulo」の標識を目印に。空港方面は「Markopoulo」

あのキズは?

レンタカーを返却し、車体チェック。「Any Problem?」と聞かれ、正直に初日につけた傷を報告。カウンターにいけといわれて空港のカウンターに。キズがついた理由を書類に書き、係の人が修理費の見積もり。タリフを見ながら、100ユーロのところをみたり、800ユーロのところを見たりしている。ドキドキしながら、修理費が決まるのを待ち、結局400ユーロ。がっくり……。ガソリンを満タンにして返すのを忘れたので、カウンター精算が可能かどうか係の人に聞いてみると、カウンターで精算すると、請求が市価の3倍になるので空港の近くで給油したほうがいいと勧められた。自分の直前のお客が英語を話さないイタリア人だったのでかなりストレスがたまっていたようが、わたしとは、英語と少しのギリシャ語で話ができたので、少し気を使ってくれたみたい。ガソリンスタンドを教えてもらって、そこで給油。カウンターに戻って鍵を返して、返却手続き完了。なお、車を返したときに、メータを見たら1451km。よく走った。直線ならもっと短いのだろうけど、山道がこの距離を稼いだに違いない。

さて、10月の終わりにクレジットカードの利用明細が届いた。保険を差し引いた修理費は、298.54ユーロ。当面小遣いは減額されるらしい……。

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