June 12, 2005

バービー、ギリシャを着る

Princess of Ancient Greece™

15年ぐらい前だったか「増淵宗一」という日本女子大学教授(当時)がよくテレビに出演されていたように記憶している。氏は「リカちゃん人形」のコレクターでもあり、大衆文化を「少女」や「人形」をキーワードに大衆文化を読み解く著作が数々ある。ひょんなことから氏を思い出して、いろいろと調べて、「リカちゃん人形」つながりで、アメリカの「バービー人形」に行き当たった。ポーランド系移民のルース・ハンドラーが夫のエリオットとともに、バービーを販売するマテル社を世界有数の玩具メーカーに育て上げた。彼女は、自分の娘が人形遊びをする姿を見て(「バービー」はこの娘「バーバラ」の愛称に由来)、自分の将来の姿を擬似体験できる人形遊びは、子どもの成長に重要な要素である考え始めた。その着想が商品となったのが 1959年に発売され、世界に広がった「バービー」人形だ。

増淵宗一氏が、リカちゃん人形で戦後の少女文化を読み解いたと同様に、バービー人形にも約60年にいたるアメリカ社会が反映されている。これはこれでおもしろいのだが、今回はバービー人形のラインアップ。BARBIE Collectorというサイトをみてみると、ものすごい数のラインアップがある。プレミアムのついたものもあるんだろうなと思いつつ、Dolls of the World®というシリーズを発見。ギリシャはというと、2体の商品。ひとつは昨年2004年に発売された“Princess of Ancient Greece™”(明らかにアテネオリンピック便乗商品)、もうひとつは、1986年の“Greek Barbie®”。他にもあるかもしれないが、ギリシャ関連があってなぜか安心。このDolls of the World®、世界各地の民族衣装を「なんとなく」概観する上で参考になる(断っておくが、自分は萌え系ではない)。おもちゃと言っても侮れない。ハリウッドシリーズみたいなものもあるが、このシリーズこそが、知育玩具というルーツを受け継いでいるようにも思われる。

Greek Barbie®

バービーの楽しみ方は、人形や服、アクセサリーを買って、遊ぶ、あるいは集めるという以外にもいろいろあるそうで、着せ替えの型紙雑誌や書籍もでているらしい。もしかしたら、ギリシャにもコアなバービ・コレクターがいて、ギリシャ国内の民族衣装を手作りしている人もいるのかもしれない。もしそいういう人がいれば、そのコレクションをぜひとも見てみたい。
と、ここまで書いてみたけど、先の“Greek Barbie®”。いったいどこのギリシャだろう……。もしかしてマケドニア地方? “Princess of Ancient Greece™”も微妙……。

コメント

これはトロイのヘレンのイメージでしょうか?なかなか考えていますね。下のは民族衣装ですね。ギリシャの民族衣装はたくさんあります。地方によって違います。本当にマケドニア地方だと思います。
そういえば、ギリシャの女優が、トルコと戦ったブブリナという女提督の役のときに着ていた衣装がこんな感じです。
オリンピックのメダル贈呈のときのアシスタントとして女性3人がギリシャの各地の民族衣装で登場していました。いろいろあるので感動しました。 

lemonodasosさん。コメントありがとうございます。
ブブリナの映画はもしかして、Irene Papasの“Bouboulina”(1959)でしょうか。スペッツェス島にも行ってみたいです。もちろん、Bouboulina Museumにも。
マケドニア地方の民族衣装と思われる服を来たバービーは、袖口に結ばれたハンカチが妙にリアルです。貞操観念が強かったその昔は、結婚前の女性が男性と手をつなぐことは許されず、輪になってダンスをするときは、このハンカチを握りあったとか……。覚え違いかな……。この記憶が正しければ、バービーは未婚ってことですね(笑)。

  • Posted by: xasimoto at June 15, 2005 09:31 PM
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