どこの国にも鉄道をもっている国には、鉄道博物館がある。たとえば、鉄道発祥の国、イギリスはヨーク国立鉄道博物館、このイギリスに散々搾取されたインドはデリー国立鉄道博物館、ドイツはドレスデンのドイツ鉄道博物館、フランスはミュールーズのフランス鉄道博物館、アメリカ合衆国はボルチモア・オハイオ鉄道博物館、韓国にもこの手の博物館はあるし、日本もつい最近まで万世橋に交通博物館があって、来月にはさいたま市に鉄道博物館が新しくオープンする。ギリシャはといえば、アテネに鉄道博物館があるし、ボロスには国立鉄道博物館がある。鉄道は技術と産業の象徴であり、重厚長大という国力と近代化の象徴であるからだろう。ただし……

昨日、赤坂に行く用事があったので、ついでに溜池のギリシャ政府観光局に立ち寄った。“GOLF & Tourism IN GREECE”という雑誌があったので、2冊ほど入手。
アメリカ、日本、ヨーロッパでメジャーなゴルフも、ギリシャではマイナーなスポーツ(スポーツじゃないという人もいるけど)のようだ。かねがねギリシャでやってみたいなと思っているので(ギリシャに世界的に有名なゴルフ場があるということではなく、リゾートの一つとして)、この雑誌や、ネットを使ってギリシャのゴルフ場情報を調べた。そのときのためのメモ。ゴルフにいいシーズンは、春と秋(これは日本と一緒)。……
便利になれば、その一方で失ってしまうものがあるのは世の常。そのひとつが、パスポートコントロールです。
1991年2月末、新潟からソ連・ハバロフスクに飛び、そこからシベリア鉄道でモスクワに、そして、ポーランド、ドイツ、オーストリア、イタリア、ギリシャ、ユーゴスラビアと6週間のヨーロッパ旅行をしたとき、パスポートに押される入出国のスタンプを見ながら、「ああ、いろんな国を旅行してきたな」と実感していました。当時社会主義国だったソ連、そしてポーランドの入出国では、長い待ち時間になんとなくドキドキしながら、自分の順番を待ったものです。

1991年ギリシャ
入国時の査証
入出国審査なんてめんどくさい、行列待ちなんか嫌だというのは、もっともかもしれません。また、ある国を旅行したという事実は、スタンプがパスポートに押されていないからといって揺らぐものではありません。先にソ連を旅行したと書きましたが、当時ソ連を旅行する際には、……
ヨーロッパに旅行するときにまず考えるのが、北回りの路線、つまりヨーロッパ系の航空会社を選ぶか、それともアジア系の南回りの路線を選ぶかということかもしれません。北回りか南回りを選ぶときに基準となるのは、料金、所要時間、そして現地の到着時刻でしょう。わたしは、お金を少しでも節約して、その分現地での滞在にまわしたい学生時代には文句なく南回りでした。社会に出てそこそこお金があって、でも仕事で旅行に出る日数がそれほど取れなくなると、北回りを選ぶようになりました。“Time is Money”をお金を出して時間を買うことと解釈するのです。
さて、ギリシャに行くときはどうするか? わたしは、これまで5回の渡希経験があります。このうち、飛行機でヨーロッパに入るという前提では、1回はシベリア鉄道を使ったので対象外。北回りは3回、南回りを使ったのは1回です。南回りの路線は、ベストで乗り継ぎができた場合、現地到着は出発日翌日の朝。飛行機の中でしっかり眠ることができれば、現地に着いた時から行動できます。……
ギリシャ人の生活を垣間見て驚くのは、その生活時間。夜遅くまでカフェニオンでウゾを飲んだり、タベルナで食事をしたりしているのに、朝は結構早いよう。朝7時ぐらいから町工場で金属がぶつかり合う音がしたり、工事現場ではまだ日が昇らないうちから、あかりをつけて作業員がうろちょろとしたりしています。ギリシャで発掘作業をしている友人は、発掘の開始が朝6時からだと言っていました。「遅寝早起き」。とはいっても、地中海地域によくあるシエスタの風習は、ギリシャにもあるようで、昼間の暑いうちは昼寝をしているようです。
ギリシャに行ったら必ずどこかの遺跡そして博物館のひとつは観光するでしょう。ところがこのとき気にしなければいけないのが、開館時間。パルテノン神殿やアテネ考古学博物館などメジャーなところは、朝8時から19時までオープンしているものの、地方、……
2004年3月18日の「『花より団子』『質より量』」の記述、「世界遺産大好きの日本人」が読者の日本のガイドブックが「世界遺産第一号のバッサエ」を掲載していないのはおかしいという記述に少し反省。解釈によっては「世界遺産だからすばらしいものだ」と取られかねないからです。そこで今回は、「世界遺産」について思うところを。
ギリシャの世界遺産は2004年3月現在、16件。……
ギリシャに旅行すると儀式のようにお決まりになっていることがあります。もちろんこの儀式のようなものはわが家だけの儀式ではなく、広く旅行者にも認識された儀式。それが「夕日をめでる」という行為。アテネの近郊・スニオン岬に立つポセイドン神殿を前景に海に沈み行く夕日は、もはやギリシャ旅行での定番中の定番です。ポセイドン神殿を中心とする遺跡エリアの閉鎖時間は「Sunset」。たしか、アテネとギリシャを結ぶバスのスケジュールも日没を考えたものになっていたような記憶があります。

スニオン岬・ポセイドン神殿
さらにもう一ヶ所。キクラデス諸島・サントリーニ島もまた、スニオン岬に並んで夕日も有名な観光地。島の西側、タベルナ(レストラン)には「Sunset View」を売り物にしているところもあります。サントリーニ島の中でも随一の「夕日のみどころ」は島の北に位置するイア。「夕日観覧所」のような場所があり、夕暮れ時となると狭いスペースが観光客でいっぱいになります。……
ドイツ人写真家ハンス・シルベスターが90年代後半に世に送った2冊の写真集Cat in the SunとCats in the Greek Islandsは、ギリシャ・エーゲ海の島々に生きるネコたちを一躍有名にしました。見た目に美しいこの写真集はかなりの労作。ハンス・シルベスターはギリシャに住み、ネコの生態を観察し、この写真集をものにしたそうです。

しかし、ギリシャを巡っていて思うこと。それはとにかく「野良ネコが多い」ということ。1998年にミコノス島にいったときのこと。……